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最大級の賛辞として

こんにちは。
2月17日は「天使の囁き」の日なんだって!なマンデー、むーんがお送りします。

コロナウイルス、猛威をふるっていますね。
先日のニュースでこのウイルスの名前を「COVIT-19」と名付けた、と聞いたのですがあまり使われてませんよね・・・。
もしかしたら「E電(国電に代わる愛称)」とか「BIG EGG(東京ドーム)」のようになっちゃうんでしょうか。とつまらない心配はさておき、マスクも不足しているようですので何よりもそれぞれが万全の対策をしないといけませんね。

さて、先日むーんはシネマテーク高崎へ行ってきました。
「つつんでひらいて」という作品を観るためです。
装幀者・菊地信義氏に密着したドキュメンタリーで会社の人に薦められて行ってきました。
シネマテークはいつ以来かなあと思ったら以前ここのブログでも紹介した「世界一美しい本を作る男」を鑑賞して以来でしたね。それも同じ本づくりがテーマのドキュメンタリーという・・・、もう6年近く前のことでした。
https://www.dips-a.jp/blog/4673.htm

映画の感想なのですが・・・、行く前は正直「ここまでして行くべきものなのかどうか(20時10分より上映だったのです)」と思ってました。
しかしそれは杞憂に終わりました、それも開始10分ほどで。
トレーシングペーパーにPPかけちゃう?
文字をコンマ1左にずらす?
とか。他にもあまりに装幀が凝りすぎて時間がかかりすぎる、ということで”お蔵入り”してしまった(実際には他の人の装幀に決まってしまった)本なども。
この人を表現する言葉は何なんだろう・・・、そんなことを考えていました。

そうだ、アレだ。

ヘンタイ。

もう変態の領域です。
でも決してけなしているのではなくむーんの最大級の賛辞として、です。
ここまで突き詰めるのは「プロのこだわり」だとかプライド以外のものがあるんだと感じました。

しかし、この映画をつくった人も立派だなあ。
装幀という誰もが見過ごしている世界を映像として表現するなんて。
おととしだったか「羊と鋼の森」という調律師を題材にした映画を観たことがあってそれもマニアックだなあと感じましたが(友人に調律師がいて、すごいことを仕事にしているなあと見直すきっけけになりました)これはドキュメンタリーですからね。すべてが脚色されていない事実だけがカメラに収められているということ。
これこそ紙の本の醍醐味なんですよね。
もっともっと本について紙のこととか、装幀のこととか評論される場があってもいいかなと思います。

ドキュメンタリーなんてあまり観る機会はないんですが、とてもいい作品を観た気がします。紹介してくれた会社の人には感謝です。
またいい作品が観られるといいな。
いやあ、映画っていいですねえ~。

以上 水野晴郎がお送りいたしました(-_-)

DiPS.A前橋まちなか店 2021年8月21日OPEN
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