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やっぱりオンデマンドです!

こんにちは、アッシュです。
ちなみにHのフランス語読みのアッシュです。

先日、スマートフォンで巷の話題をざっと見ていたら、20年ほど前の歌に出てくる電話の「ベル」や「受話器」「名前を言わなくても声ですぐわかってくれる」という意味が今の若い子に通じないという内容のものがありました。ベル…電話の呼び出し音、受話器…電話本体から通話時に取り外し耳に当てる部分、名前…着信時に相手は表示されない、、、、。そんな説明しなきゃだめですか?

ちょっと前までみんな使っていたし知っていたのに、今はあまり見かけないものって沢山ありますよね。変化のスピードが速くなっているのは事実でしょうが、私も戦前のマンガを読んでいて「たった70年前なのに、通じなくなっている事がたくさんあるなぁ」と感じたものです。それから、外国の物語だと現代のものでも通じない表現は沢山ありますよね。いずれにしろ、自分とは感性や生活文化の違う人が表現したものを読み取るということは、時代や文化の違いに関係なく、想像力が大切なんじゃないかな…と思います。「なんだこれ分からない」とあきらめずに、調べたり聞いたりして理解できた時の感動や笑いが私は大好きです。

印刷の話になります。
個人の絵画作品を使ったポストカード50枚をお作りするのに「これは4色になっちゃうから印刷代が高くなるよな」…なんてことをおっしゃるご年配のお客様がいます。もちろんオフセット印刷などでは今でも版数が少ない方が安いわけですが、ディップスにあるオンデマンド印刷機では、版は関係なく「モノクロ」か「カラー」で料金が変わります。4色のトナー(色の粉)を混ぜながら色を出しているので、色数は関係ないわけです。ちなみに4色だけではなく、クリアとかメタル系のトナーもあるようです(当社にはクリアしかありません)。そのお客様は「へぇーカラーでこんな少数でもその値段で作ってくれるのかい!」と喜んでくださいました。昔の印刷工程を知っている方にしてみるとそういった感想になるわけですね。

逆に、デジタル世代にとっては活版印刷がかえって人気が出てきているように、版を作って手で印刷…ということが新鮮で素晴らしい…という感想もあるわけです。

印刷常識が変わっている時代に生きているんだな。と感じる今日この頃です。社員だけではなく、機械も色々な年代と仕様のものが混在しています。仕事に関しても若手の常識が備わっていない!とばかりは言えず、ベテランの常識が実はトンチンカン!なんてこともあるわけです。お互い大きな心と想像力で多様性の素晴らしさを前向きに享受したいものですね。

様々な印刷物とそれに合った機械に、様々なお客様。そのすべてにon demand・・・寄り添って仕事をしたいです。
結局は先週に引き続きそういうお話でした。

DiPS.A前橋まちなか店
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