こんにちは。
6月最後のマンデー、むーんがお届けいたします。
2016年も半分が過ぎました。早いものですね、などと誰もが言いそうなことを言ってみます(^^)
さてさて。
詳細は追々お知らせするのですが、秋口に古文書を扱ったイベントを予定しています。
そのため最近は古文書を目にする機会が多いのですが、こういうものってすごく奥が深いなあと思います。
「初心者は文章を読むだけ、上級者は意味を理解して、さらにその上になるとその時代の背景を読む」と教えてもらいましたが、そうしたことを解説してもらいながら古文書を見ると楽しいし、その時代の暮らしがうっすらだけれども透けて見えてくるようで楽しく感じられます。
それと並行してむーんがいま興味を持っているのが「万葉集」。
今から約1300年も前に編纂された本だというのは社会や国語の授業で習ったかと思うんですけど、改めてこの本のことを知るとホント感心しちゃいます。
詠み人は天皇から貴族、下級の官人、防人まであらゆる身分の方たちが詠んだ歌を集めた本だなんて今の時代では考えられないことですもんね。
季節のことや、住んでいる地域のこと、恋しい人のことを詠んだ歌など内容もそれぞれ。地域によっては方言もあるんだとか。
これは5月のブログ「つたえる」でも触れましたけど、1000年以上の時を経てこうして未来の人に”ことば”が伝わってくるのって素敵なことだと思うんですね。
しかも今、こうしてその言葉を紡ぐことに関連してる仕事ができてるということ。
当たり前のことかもしれないけど、ワタシたちが今つくっている本が未来で役に立つのかも、なんて思うといい仕事してんじゃん、なんて思います。
中学生の息子もこうした古文も習ったみたいですが、例えば百人一首なんかも丸暗記で憶えるのではなく、その当時の暮らしやつくった心情などを子どもたちにもっともっと理解させた上で授業ができたならもっと”言葉を紡ぐ”ことの大切さが身につくんじゃないかなって思うんですね。
君待つと 我が恋ひ居れば 我が宿の簾 動かし秋の風吹く
額田王の歌だそうです。
今の中高生からしたら鼻で笑われそうですが、ロマンを感じます。
鬱陶しい梅雨のまっただ中。
心の中はカラッとしていたいものです。
そんでは~!