早いもので今週で1月も終わりますね。
そんな1月最後のマンデー、むーんがお届けします。
今日は製品紹介です!
先ほど納本したての自分史です。
今回の自分史は著者の出生から中学時代までを一冊にまとめたもの。
お隣、栃木県は佐野市がその舞台になっています。
お子さんやお孫さんに生い立ちや当時の暮らしを知ってもらいたいのだ、とおっしゃっていました。
ワタシと著者の方とは歳は一回りくらい違うのですが、「ぼっとん便所」や「蚊帳」とか「傷痍軍人」、「チンドン屋」などといった懐かしい単語がたくさん出てきます。
著者の生活の舞台となった佐野市でも現在アウトレットモールがあるあたりらしくて、ワタシも正月にモールに行った時に佐野市の風景を見てきました。
モールの裏手あたりはまだまだ田園風景が広がり当時の様子が偲ばれます。
今から半世紀近く前、著者もここでいろんな経験をされてきたんだなあ、なんて思いました。
自分史ってただ単に自分の半生を書き綴る作業ではなくて、「書く」という作業のために思い出の地へ行ったりして足を使ったり、そこで当時のことを思い出してココロを動かしたりまさに全身を使う生産活動なんです。
当時のことを思い出して自分が夢中になっていたことや、一番輝いていた時期も思い出して自分に対して自信や自尊心、そしてこれからの人生の”生き甲斐”さえも見出すことのできるツール、それが自分史だともいえます。
そしてつくる過程を楽しむ。それが自分史の最大の醍醐味です。
おそらく著者もその過程を楽しまれたと思います。
この本を通して、ご自身が今よりももっともっと元気になって、そして家族との絆がより深まるといいですね。
装丁についても作品の世界を損ねることなく、デザイナーにイラストを描き起こしてもらい、カバーもあえてPP加工なども施さず”ぬくもり”のある用紙を選び、見返しは昭和を感じさせる木や土を連想させるこげ茶を用いました。いい装丁になったんじゃないかなあなんて思います。
うん、やっぱり本って紙なんですよ!
装丁の美しさ。こればっかりは電子書籍にはかなわない強みなんだと思います。
電子書籍ならではの良さももちろんあるけれど紙の本の素晴らしさ、それを伝えることもワタシたちの務めではないかなと感じます。
会社も2月から新しい年度のスタートなんです。
新年度もたくさんの「つくりたい」気持ちを叶えてたくさんの「よろこび」を届けたいです。
みなさんの原稿、お待ちしております!
ではまた来週~!