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自分史に必要な6W2Hについて。

こんにちは。
2月21日。1988年のこの日、あの8センチシングルCDが日本国内で発売された日なんだそう。
ありましたね。最初の頃はアダプタがないと聴けなかったんですが、のちにそれに対応するハードが相次いで販売されて解消されました。・・・が、普及しませんでしたね、8センチCD。

さて、いま現在進行中の個人出版も3部あるんですが、完成までもう少し。麻雀でいうならイーシャンテン(一向聴)かリャンシャンテン(二向聴)くらいですかね。テンパイ(聴牌=アガリの状態まであと2枚)に近い状態なわけです。いい本になるなあ、って本があるのでできあがったらこちらでお知らせいたします。

さて、そんな今日は自費出版のつくりかた第2弾!
自費出版の中でも自分史で必要とされる「6W2H」についてお話します。
よく新聞などでは「5W1H」が情報を伝達するうえで必要な要素だといわれます。
自分史をつくる上では「6W2H」なんです。
これは自分史をつくる上での企画書ともいうべき骨組みになる部分ですのでここをしっかりと固めてから製作にとりかかって欲しいですね。
ではまず最初のW、「Why」。なぜ自分史をつくるのか。
自分史を書く、という作業は長い時間をかけ、根気のいるもの。
なんのために自分史を書くのか、という動機が明確になっていれば途中で投げ出すなんてことはなくなります。
大切な家族に感謝の気持ちを込めてつくる、とか定年退職を記念してこれまでのサラリーマン生活を回顧する、とかです。
続いて「What」。どんな形態の自分史をつくるのか。
一般的に自分史というと文字主体のいわゆる書籍を思い浮かべると思います。
けれど写真を主体としたものだっていいし、漫画が得意な人なら漫画で生涯を回想したっていいですよね。
またメディアだって紙でなくても映像という手段もあるし、音声で残しておくという手段だってあります。
紙媒体を主体に生業としている私たちとしては本が一番のオススメには変わりないのですが。
本といってもハードカバーもあればソフトカバーもあるし、大きさもさまざま。
どんな形態がふさわしいのか、しっかり考えてみましょう。
3番目のWは「Whom」。誰に読んでもらいたいか。
一般に書店で売られている書籍や雑誌もそれぞれに想定している読者層というものがあります。
自分史も同じです。
家族、それも奥様だったり、孫だったり。会社の同僚って場合もありますね。
以前こちらで紹介した自分史にはお孫さんのために書いた方もいらっしゃいました。
お孫さんに読んでもらうことを想定して、文体も「であった」ではなく「~だったんだよ」なんていう優しいものでした。
このように読む対象を予め想定しておくことで、文体や漢字の量、デザイン(フォントの大きさなども)なども変わってきますよね。
4番目。「When」。どんなスケジュールで進めるのか。
漠然と自分史をつくる、ということではいつまで経っても本当に本はできません。
これ、本にするまで4年かかった私が言うのだから間違いありません。
ゴールは設定するべきものです。それも「この日までに完成させる」という理由があるといいですね。
60歳の誕生日、とか金婚式を迎える結婚記念日までに、とか。
一般的に本の場合、原稿を印刷所に渡してから2ヶ月から3ヶ月で完成するのが一般的です。
その前にどのくらいで原稿を書き上げられるか。スケジュールを予め立てることが重要です。
さまざまな理由でその予定も狂うことがありますがその時その時で軌道修正すればいいのです。
5番目は「Who」。誰が原稿を書くのか。
自分で書くのが当然でしょ、と思う方もいらっしゃると思いますが、どうしても文章を書くのが苦手な方は専門のライターに頼むという手段もあります。その分費用がかかりますが、プロならではの表現力もあり、そして客観的に文章を書いてもらうことで違った”自分”を見つけることもあるかもしれません。
最後のWは「When」。制作の拠点をどこにするのかということです。
すべてご自身でなさるのであればおのずと自宅がそれになるかと思いますが外部に委託する場合、その作業場所はどこにするのか。予め決めておかないと思わぬ費用が発生します。
そして2Hの最初のHは、と思ったのですが肩がバリバリに張ってしまっているのでまた来週書こうと思います。

イヤね、五十肩かなあ。
ということでまた来週であります。

DiPS.A前橋まちなか店 2021年8月21日OPEN
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